TOEFL - iBT の点数を伸ばしたい!!TOEFL
教材による視覚的な学習の流れVisual learning flow based on learning materials
ガイドラインの提案Guideline
これが、「TOEFL」の目的に適した、CLAメソッドの”手法”だけを4技能ごとにまとめた概要イメージ(ガイドライン)です。
※一見するだけでは、分かりにくいと想われますので、順次、説明していきます。

※このガイドライン自体が、どのように導き出されたか気になる方は、先に、さらに下にある「ガイドラインの作成方法」をご参照下さい。
ガイドラインの説明Explanation


★「単音マスター」について
※「単音マスター」は、Lv1で習得すべき、基礎中の基礎ですが、ご存知の通り、発音はどうしても軽視されがちです。ですので、あえてここで説明させて頂きます。「どうして発音が重要か、いまいちピンとこない方」または「発音は後回しにして、とにかく、今すぐ通じるブロークン(カタコト)英語を求めている方」は、まず最初にコチラ「ABCはなぜそこまで重要か?」をご参照ください。コチラのリスニングセクションに示してあるように、リスニングのおける”慣れ”には4種類の慣れがあります。以下が、その「リスニングにおける4つの慣れ」を示した表です。
段階1 | 単音レベル(abc)での慣れ |
段階2 | 単語レベル(音・意味・文字+語彙)での慣れ |
段階3 | 文レベル(文法・表現)での慣れ |
段階4 | 文章&会話レベル(音韻・音変化・スピード)での慣れ |
1つ目は、単音への慣れです。 日本語の「あいうえお」にあたる「ABC」の音自体に慣れるレベルです。往々にして、日本の英語教育では、この”単音への慣れ”が抜けたまま、単語を覚えてしまっている傾向があります。コチラ「Why?」でも言及しましたが、自分自身もNYの留学後にも関わらず、CとGの違いをうまく言えずに愕然としました。それほど甘く見られがち、見落とされがちな初歩の慣れです。考えてみれば当然で、「ABC」という日本語における「あいうえお」もうまく聞き取りや発音ができないのに、TVやCD教材を聞き取ったり、英会話ができるはずないですよね。
単音に慣れたら、【段階2:単語単位】と【段階3:文単位】の音にも慣れる
単音をマスターした後は、単語、文単位の英語の音声に慣れるためのリスニング学習を進めてください。(まだ「4つの慣れ」について理解されてない方は、コチラ「どうすれば英語が”聴ける”ようになるのか?」をご参照ください!) 【おすすめの教材】※また、ボイスレコーダーやスマホのボイスメモ機能などを使い、自分の発音を録音して客観的に確認し、モデル音声に近づけるよう繰り返し発音を練習し、より正確な発音を身につけてください。
※iPhoneをお持ちの方は、Siriを英語設定(国も選択可能)にして、単語や文を英語で発音すると、「Siriがあなたの英語を正確に認識できるかどうか」で、自分の発音の正しさをチェックすることができます。Androidの場合は、OK Googleで発音をチェックしてください。
教材のゴール(卒業条件) = 「以下の3文を、Siriが正しく認識できるようになること。」
教材を通して獲得する能力 = 「単音マスター、単語・文単位の音に慣れる(音韻情報の蓄積)。」
学習期間のおおよその目安 = 「毎日3時間学習の短期集中型であれば、最短2週間〜1ヶ月。毎日30分学習の中長期継続型であれば、3ヶ月。」
1。She sells seashells by the seashore.
2。The plural form of parallel is parallels.
3。Becky and Samantha have a really big wooden cup of vanilla ice cream.

★「リスニングの基盤作り」について
まず、聴いて8割理解できる(簡単すぎず難しすぎない)レベルのCD(モデル音声)と、そのスクリプトを用意します。
※本来ならば、基盤ができてからTOEFLの内容に進む方が好ましいですが、試験まで時間がない方は、はじめからTOEFL用のCDとスクリプトを使用し、設問に慣れながらシャドーイングを行ってください。
1、2回ほどレベルチェックをかねてリスニングした後は、スクリプトを精読し、意味をあらかじめ理解します。 ※ここは、英語の音/リズム/抑揚などの音韻情報を正確に収集するための段階ですので、「聴いてすぐ理解する」という多聴に近い高度な練習は、今は行いません。ですので、意味をまず先に全て理解してから、次のステップに進んでください。
意味が理解できたら、次は、シャドーイングでのリスニング強化を行います。 ※「シャドーイング」とは、、、CDの音声に続いて、影のようにそっくりそのまま真似して発音していく手法です。 ※このシャドーイングにより、英語音声知覚の自動化と、脳内のワーキングメモリーにおけるループの効率化という現象が起こります。つまり、この2つに磨きをかけることで《リスニングの基盤が形成されます》。この2つに関する、さらなる詳細は、無料版の第4章をご参照ください。 【おすすめの教材】
教材のゴール(卒業条件) = 「付属CDのモデル音声を全てシャドーイングできるようになり、かつ、テキストの音読を録音し、その発話音声が、ネイティブ(モデル音声)に近いレベルに到達していること。」
教材を通して獲得する能力 = 「リスニングの基盤(音声知覚の自動化、ループの効率化)。」
学習期間のおおよその目安 = 「毎日3時間学習の短期集中型であれば、最短2週間〜1ヶ月。毎日30分学習の中長期継続型であれば、3ヶ月。」

「設問慣れ」について
KHシステム「究極の英語学習法」などを通してリスニングの基盤ができあがったら、聴いて理解するだけでなく、さらに得点できるように、以下のようなTOEFL本番の問題集を解いていきます。 ※TOEFL-iBTでは、スピーキングとライティングでも、音声を聴いてから答える複合問題が提示されるので、リスニングには比重を置いて学習を進めてください。【おすすめの教材】
教材のゴール(卒業条件) = 「1冊を通して、すべての問題(量)をこなし、TOEFL独特の設問様式に慣れ、回答のコツを体得できていること。」
教材を通して獲得する能力 = 「設問慣れと得点力の向上。」
学習期間のおおよその目安 = 「毎日3時間学習の短期集中型であれば、最短2週間〜1ヶ月。毎日30分学習の中長期継続型であれば、3ヶ月。」

発展ステップ(ペラペラを目指して)
TOEFLの点数だけにフォーカスするのではなく、「留学した後に現地で本当に使える英語」を志向する場合、以下の、TEDやフレンズなどの”生きた”英語を教材とした学習方法で、さらにリスニング能力に磨きをかけていきます。ケース1。「現地での、実際の講義に対応できるリスニング能力」を磨いておきたい場合は、TEDを活用します。具体的には、コチラ《ビジネス》ページの、「ガイドラインの説明(リスニング)」中にある、【TEDの具体的な学習方法】を実践してください。
【おすすめの教材サイト】

『リスニングドリル』
※以下のアプリは、TEDで簡単にディクテーション学習ができる非常に便利なアプリです。
『TEDICT』
ケース2。「現地で、実際に行われる友人や教授との日常会話におけるリスニング能力」を磨いておきたい場合は、フレンズなどの映画/DVDを活用します。具体的には、コチラ《字幕ナシで映画》ページの、「ガイドラインの説明(リスニング)」中にある【映画の”学習”の流れ】を実践してください。
【おすすめの映画DVD】
※フレンズは、いわゆるFワードなどの汚い言葉が使われておらず、スラングやジョークも多く、アメリカの文化/考え方も学ぶことができ、なおかつ、内容自体も面白いので、英語の教材にピッタリです!
※フレンズで英語を学ぶメリットとして、www.livesinabox.comなどのサイトにて、実際の会話内容が文字に起こされた「スクリプト」が簡単に入手できるので、意味理解やシャドーイングの練習も、文字起こしする手間をかけずに行うことができます。
※また、以下のアプリのように、スクリプトがスクロールされる非常に便利なアプリも出てきています。
『超字幕 映画で英語は上達する』


※中学レベルまでの単語や文法の基礎がない方は、「海外旅行」でのSpeakingセクションに従って、まずは基礎を固めてください。
★「スピーキングの6ステップの実践(チャンク会話法)」について
ここで提案する学習法は、《チャンク会話法》です。 チャンクとは、《かたまり》を意味します。例えば、「~したい」という「want to~」を例にとってみましょう。~の部分に、動詞を入れることで、「走りたい、食べたい、話したい」「want to run, want to eat, want to speak」など様々な表現が可能になる、それがチャンクという考え方です。その~を変えることで、色々な状況を柔軟に表現できるようになります。ただ単に、チャンクを丸暗記するのではなくて、英会話で使う前提で、暗記する段階(または丸暗記した後)で、〜の単語部分を柔軟に変えながら表現する練習を行い、実際の英会話でもそのままチャンクをベースに会話を展開していく、それがチャンク会話法です。より詳しい説明は、コチラ「どうすれば英語が”話せる”ようになるのか?」を参照してください! 以下に、そのチャンク会話法を組み込んだ、スピーキングの学習手順を提示します。 <<スピーキングの6ステップ>> 1.以下のおすすめ教材のような、チャンク表現集を通読し、使いたいチャンクを理解し丸暗記する
2.チャンク会話法を実践する
3.CD教材の音声に続き発音することで英語独特のリズムを体得
4.チャンク会話法をした後に、別のチャンクを使って、一文ずつ独り言を付け足す練習
(独り言でいいので、1文/1チャンクだけで発話を止めず、2文続けて発話することで、よりリアルかつ自然な英会話に近づけていく。)
5.ある程度、使えるチャンクが増えてきたら、ボイスレコーダーで録音して確認と修正
6.テーマを決めて、体得したチャンクを使って自由に独り言で話してみる
※Step5のボイスレコーダーについて。筆者は、SANYOのICボイスレコーダーを使用していましたが、 今は、ペン型ICレコーダー や、YEMENRENのボイスレコーダー などもあります。 スマホをお持ちの方は、スマホにボイレコ機能があるので、そちらでも代用可能です。 【おすすめの教材】

※1冊目は、”話す前提で文法を学ぶチャンク集”なので、チャンク会話法を実践しやすい形で、すぐ使えるチャンクがたくさん詰まっています。ここでは、基礎段階での「文法をマスターする!」という目的ではなく、「すでに基礎でマスターした文法を、会話で使える形に進化させる!」という目的意識で学習を進めてください。
※2冊目は、1冊目の1つ上のレベルのチャンク集です。
1冊目:
教材のゴール(卒業条件) = 「チャンク会話法を28文法項目(の例文)で実践し、テーマを決めた”独り言”で自在に28文法項目(の例文)を使って発話できていること。」
教材を通して獲得する能力 = 「表現チャンクの集積、そのチャンクを活用したチャンク会話法(正確さを重視)。」
学習期間のおおよその目安 = 「毎日3時間学習の短期集中型であれば、最短2週間〜1ヶ月。毎日30分学習の中長期継続型であれば、3ヶ月。」

2冊目:
教材のゴール(卒業条件) = 「チャンク会話法を13文法項目(の例文)で実践し、テーマを決めた”独り言”で自在に13文法項目(の例文)を使って発話できていること。」
教材を通して獲得する能力 = 「表現チャンクの集積、そのチャンクを活用したチャンク会話法(正確さを重視)。」
学習期間のおおよその目安 = 「毎日3時間学習の短期集中型であれば、最短2週間〜1ヶ月。毎日30分学習の中長期継続型であれば、3ヶ月。」

★「設問慣れ」について
上記の1、2冊目で収集したチャンクを、TOEFLの問題で実践し、設問に慣れていきます。
TOEFLのスピーキングは、具体的に6パターンの問題が出題されますので、『6パターン全てに、自分なりの解答用の型(チャンクの組み合わせ)』を用意しておけば、得点はすぐに上がりますし、本番当日も臆することなく、テストに臨むことができます。
例えば、「AかB、どちらが好みか?」を問われるパターンの場合なら、次のような解答用の型を用意しておきます。
『I prefer ~~~. That is because ~~~. In addition to that, I personaly think that ~~~.』
※ここまで用意しておけば、まず話し出しで戸惑うことはありませんし、普段使っているチャンクでの解答が可能になります。
※また、この「解答用の型」で問題を解き、繰り返し練習することで、実際の英会話においても、使い慣れたチャンクがとっさに使えるようになるという相乗効果もあります。
【おすすめの教材】
※TOEFLのスピーキング問題集です。この本独自の解答方法が提示してありますが、少々煩雑なので、問題だけを活用するようにしてください。
教材のゴール(卒業条件) = 「1冊を通して、問題だけを活用し、6パターンの設問に慣れ、上記のように”6パターン全てに、自分なりの解答用の型”を作り上げること。」
教材を通して獲得する能力 = 「設問慣れと、解答用の型による得点力の強化。」
学習期間のおおよその目安 = 「毎日3時間学習の短期集中型であれば、最短2週間〜1ヶ月。毎日30分学習の中長期継続型であれば、3ヶ月。」

★「英会話実践」について
チャンク会話法を通して、一人でぶつぶつ発話するのも効果的な学習法ですが、その学習法で、1分間ほど自由にチャンク主体で発話できるようになったら、ネイティブとの英会話で、その習得したチャンクを実践していきましょう。 ここで大切なことは、やみくもに英会話をするのではなくて、身につけたチャンクを実践し、通じるかどうかを確認し、必要であれば、訂正してもらうことです。そうすることで、漠然と英会話に通うよりも、格段に英会話の効果も上がることでしょう。 具体的には、始めはチャンクが通じるかどうかを確認し、修正を繰り返します。修正されたチャンクを自在に操れるようになってきたら、次に、TOEFLの6パターンの実際の問題を使って、講師の方と、本番さながらに実践的な会話練習を行います。※慣れてきたら、流暢さも意識していくようにしてください。加点につながるだけでなく、「通じてる!流暢に話せてる!」という歓びは、英語学習の大きなモチベーションにもなりますので(^^)♪ 英会話スクールに通う他にも、最近では、スカイプなどを利用して自宅で気軽に利用できる、より安価なオンライン英会話もパワフルなツールとしておすすめです。 【おすすめサイト】



※多数の英会話サービスを比較してくれているお役立ちサイト:eigokoryaku.com や coreda.jp も参考にして、ご自身に合ったサービスを見つけてください!
教材のゴール(卒業条件) = 「ネイティブの講師の方に、TOEFLの6パターンの問題を出題してもらい、すでに獲得した全6パターンに対応した解答用の型+28+13のフレーズ(チャンク)を活用して、スラスラと答えられるようになること。」
教材を通して獲得する能力 = 「6つの解答用の型とチャンクを活用した”英会話実践”で磨かれた、TOEFL iBTのスピーキングセクションで、8割(30点中24点)を獲得できる発話力。」
学習期間のおおよその目安 = 「毎日3時間学習の短期集中型であれば、最短1ヶ月。毎日30分学習の中長期継続型であれば、半年。」

発展ステップ(ペラペラを目指して)
TOEFLの点数だけにフォーカスするのではなく、「留学した後に現地で本当に使える英語」を志向する場合は、以下の2冊のチャンク集でも、「チャンク会話法」を実践して、《現地の友達との会話用チャンク》と《大学でのプレゼン用チャンク》を収集しておいてください。【おすすめの教材】

※2冊目は、プレゼン用のチャンク集です。
1冊目:
教材のゴール(卒業条件) = 「チャンク会話法を100フレーズ(チャンク)で実践し、テーマを決めた”独り言”で自在に100チャンクを使って発話できていること。」
教材を通して獲得する能力 = 「表現チャンクの集積、そのチャンクを活用したチャンク会話法(流暢さを重視)。」
学習期間のおおよその目安 = 「毎日3時間学習の短期集中型であれば、最短2週間〜1ヶ月。毎日30分学習の中長期継続型であれば、3ヶ月。」

2冊目:
教材のゴール(卒業条件) = 「プレゼンに使える1500表現(チャンク)の中から必要なチャンクを厳選して暗記し、チャンク会話法を暗記したプレゼンチャンクで実践し、テーマを決めた”独り言”(仮想プレゼン)で自在にプレゼンチャンクを使って発話できていること。」
教材を通して獲得する能力 = 「プレゼン用の表現チャンクの集積、そのプレゼンチャンクを活用したチャンク会話法(正確さを重視)。」
学習期間のおおよその目安 = 「毎日3時間学習の短期集中型であれば、最短2週間〜1ヶ月。毎日30分学習の中長期継続型であれば、3ヶ月。」


★「基礎単語と構文の習熟」について
TOEFLを含め英語の精読を行う際に、2500~3000単語は基礎語彙ですので、丸暗記は必要不可欠です。またTOEFLの場合は、大学での講義を想定しており、使用される英単語のレベルが高いため、5000〜6000単語は、”基礎語彙”として暗記していることが前提条件となります。 ※できれば、この丸暗記の前に、リスニングの「単音と単語単位の発音をマスター」しておくと、リスニング/スピーキングでも活用できる形で暗記することができます。
【おすすめの教材】
※CD付きです。
※もちろん、基礎語彙(構文)が習得できるのであれば、すでにお持ちの単語集でも構いません。
※基礎文法/基礎構文がまだ身に付いていない方は、「受験英語」のReadingセクション や 「海外旅行」のReadingセクション を参考に、まずは基礎文法(構文)を習得してください。
教材のゴール(卒業条件) = 「5600単語を文脈の中で、丸暗記できていること。」
教材を通して獲得する能力 = 「TOEFL用の基礎単語と構文の習熟。」
学習期間のおおよその目安 = 「毎日3時間学習の短期集中型であれば、最短1ヶ月。毎日30分学習の中長期継続型であれば、半年。」

★「文字と音のつながりの強化」について
リーディングは、文字を脳内で音声化(※これをディスコーディングと言う)して、その音声(※これを内語と言う)として脳内で一時的に保持して反復し、その間に、理解処理を行います。これが「読んで理解する」仕組みです。リーディングの学習を通して、この処理の精度を上げることで、より正確に、より高速に、かつ、自動的に理解できるようになっていきます。
※その自動化/高速化を促進するリーディング学習手法として、『音読』が最も有効だということが明らかにされており、CLAメソッドのリーディングセクションにおける、中核を担う手法として位置づけられています。その詳しい理由や、仕組みの解説は、有料版の第6章を参照してください。
ということで、ひたすら音読します。
教材としては、精読して8割程度理解できるテキストであれば何でもいいのですが、ここでは、上記で紹介し、すでに基礎語彙暗記で手あかがついた「TOEFL TEST必須英単語5600」(CD付き)を教材として採用し、CDとともに音読することで、「文字と音のつながりを強化」します。
このつながりが強化されれば、意味処理能力も向上し、結果として精読力がつきます。さらには、日本語的な後ろからの訳読方式を卒業し、前から英語を英語のまま理解できるようになります。
※ここの理由と仕組みについては、コチラ「そもそも英語が読めるとはどういうことか?」を参照して下さい。
※英語を前から英語のまま理解できるようになるには、1冊の音読だけでは足りないので、他のTOEFL参考書や、過去問の音読も行い、とにかく「量」をこなしてください。
【おすすめの教材】
教材のゴール(卒業条件) = 「1冊全ての英文を、ひたすら音読し、CDのモデル音声と同等の発音・スピードで音読できるようになり、かつ、読みながら(訳読方式ではなく)英語の語順通りに意味が理解できていること。」
教材を通して獲得する能力 = 「文字と音のつながりの強化。」
学習期間のおおよその目安 = 「毎日3時間学習の短期集中型であれば、最短2週間〜1ヶ月。毎日30分学習の中長期継続型であれば、3ヶ月。」

★「設問慣れと多読によるスピードアップ」について
音読によって、英文を前から英語のまま読めるようになったら、「多読によるスピードアップ」に特化していきます。「TOEFL TEST必須英単語5600」など本番の文章を、何度も時間を計測しながら、リーディングスピードを上げていきましょう。 そして、十分にスピードアップしたことを確認したら、実際の過去問や模試に取り組み、TOEFLの設問研究(傾向と対策)を行い、得点力も上げていきます。また、リーディングスピードだけではなくて、解答スピードもアップさせていきましょう。以下のような模試問題集を活用し、本番の内容で、問題と多読の量をこなしていって下さい。
その《設問研究》のやり方としては、まずはじめに多読スピードを意識しながら、本番の試験時間を想定して過去問(もしくは模試)を解きます。そして、答え合わせする際に、設問研究として”問題の傾向分析”を行い、”解答のコツ”を収集していきます。その後は、分からない単語を全て調べて、一度精読し内容を理解します。その理解し終えた英文を、何度も多読して、多読のスピードをさらに向上させていきます。
それを、5回分ほど行えば、多読のスピードも十分に速くなっているはずですし、同時にTOEFLの設問のクセや解答のコツも習得できているはずです。また、過去問(模試)から収集した、初見では分からなかった単語を独自にまとめて、TOEFLに特化した自分だけのオリジナル単語集を作っておくことで、さらに多読スピードを加速させます。
【おすすめの教材】
教材のゴール(卒業条件) = 「本試験2回分の練習問題・模擬テストを解き、上記のように設問研究を行う。そして、一度精読して全文章を理解した後に、時間を計測しながら何度も多読を行い、ほぼ1度も止まらずに、全文章を流し読みで理解できていること。」
教材を通して獲得する能力 = 「設問慣れ・得点力の向上と、多読によるスピードアップ。」
学習期間のおおよその目安 = 「毎日3時間学習の短期集中型であれば、最短2週間〜1ヶ月。毎日30分学習の中長期継続型であれば、3ヶ月。」

発展ステップ(スラスラを目指して)
以下のような、大学の講義(TOEFL)で扱いそうな「学術寄りの洋書」を選び、コチラの「学術論文」Readingセクション内で紹介してある【雪だるま方式の多読法】で、多読を実践してください。洋書を”スラスラ”と読みこなせるようになると、その洋書の中から、自分の好きなライティング用チャンクが収集できるようになり、「リーディングからの転移」(※段階3を参照)という副産物の恩恵も享受できるようになります。
【おすすめの教材】


※ライティングの基礎が固まっていない方や、そもそも英語で文章を書いたことがない方は、まず「海外旅行」のWritingセクションを参照し、基礎を固めて下さい。
★「学術様式の英借文の習熟」について
「学術様式の英借文の習熟」を達成するために、ここで採用する学習手法は、「チャンク英作文」という手法です。「チャンク英作文」について、ライティングセクションから引用文を用いて、以下で説明します。 引用: <中略>・・・ですので、投資できる時間(コストパフォーマンス)とモチベーションという点でも、CLAメソッドが提唱する<<チャンク英作文>>が、文法中心の英語教育を受けてきた純ジャパ英語学習者にとっては有効です。
※スピーキングの「チャンク会話法」がベースとなっています。 簡単に言えば、この手法は、ライティング向きのチャンク表現を借りてきて、必要な部分だけを変える英”借”文という手法のことです。例えば、When it comes to ~ =「~に関して」というライティング向きで、やや堅めのチャンク表現を丸暗記した後は、~の部分を変えていくだけで、色々な表現が可能になります。 そして、そのチャンク表現をより柔軟に即座に使えるように何度も書く練習を重ね、すぐ柔軟に使えるチャンクの数も増やしていくことで、自由に英語を書くことができるようになります。抵抗なく自分の考えを英文として表現できるレベルにまで、使えるチャンクを獲得したら、オンライン添削などで、ネイティブの方に直接修正してもらいます。添削してもらうことで、より表現の正確さに磨きをかけ、最終的には、正確かつ、自在にライティングを操れるレベルを目指します。
(引用おわり)
この「チャンク英作文」を、以下のようなTOEFLに特化したチャンク集で実践することで、TOEFL用の文章をはじめ、学術論文や大学でのレポートが書けるようになります。
【おすすめの教材】
※TOEFLーCBT時代のチャンク集ではありますが、英語という言語自体は変わりませんし、非常に使いやすい形でライティング用チャンクが収録されている良書です。もちろんTOEFL-iBTにも問題なく対応できます。
教材のゴール(卒業条件) = 「論文特有の言い回し/チャンク表現を1冊分暗記し、そのチャンクを使って(借りて)300単語程度のショートエッセイを、チャンク英作文(英借文)で書いてみること。」
※サンプルのショートエッセイはコチラへ。
教材を通して獲得する能力 = 「学術様式の英借文の習熟。」
学習期間のおおよその目安 = 「毎日3時間学習の短期集中型であれば、最短2週間〜1ヶ月。毎日30分学習の中長期継続型であれば、3ヶ月。」

★「設問慣れ」について
ライティング用チャンクを収集し、それらのチャンクを使って伝えたい考えを、理路整然と文章で表現できるレベルになったら、以下のような問題集を使って、TOEFL本番のライティング問題を解き、得点力をアップしていきます。
上記の「Speakingセクション」で説明したTOEFLスピーキングと同様、TOEFLライティングも「 ”リスニング/リーディング/ライティングの複合問題” と ”ライティングのみの問題” 」というように、出題パターンが決まっているので、《パターンごとにチャンクを寄せ集めた解答用の型》を作っておくと鬼(チャンク)に金棒(解答用の型)です。
その解答用の型があると、書き出しで迷うことがないため、時間短縮にもなりますし、構成もあらかじめ決まっているので、論理構造を評価する基礎点は確実に得点することができます。そして、何より、安心して試験に臨むことができます。
※また、そういった「型」は、TOEFLの試験だけでなく、実際の大学でのレポートなどにもそのまま活用できるので、実用的な意義も有しています。
【おすすめの教材】
※とにかく問題量をこなして、TOEFLライティングの出題パターンに慣れつつ、「英語を書き慣れる状態(ライティング用チャンクを使いこなせる状態)」を作ってしまいましょう。
教材のゴール(卒業条件) = 「1冊を通して、問題だけを活用して、TOEFLライティングの”解答用の型”を完成させること。」
教材を通して獲得する能力 = 「設問慣れと得点力の向上。」
学習期間のおおよその目安 = 「毎日3時間学習の短期集中型であれば、最短2週間〜1ヶ月。毎日30分学習の中長期継続型であれば、3ヶ月。」

「添削」について
チャンク集を用いながら「英語を書き慣れる状態」ができあがったら、アウトプットした自分の英文(TOEFLライティング問題への解答)が正しいかどうかを、オンライン添削サービスなどを活用し、ネイティブの方に実際に添削してもらいます。フィードバックをもらったら、習熟したチャンクにさらに修正を加え、より正確な表現、より学術論文として適切な表現を習得していきます。
一人よがりで不正確な文章にならないように、また、微妙なニュアンスの違いまで表現できるように、ネイティブの方の力を借りて、「チャンク英作文で書く →→→ 添削 →→→ チャンクを修正」を繰り返し実践して、ライティング能力を磨いていって下さい。
【おすすめの添削サービス】


※添削サービスだけでなく、日英/英日の翻訳サービスもあります。
教材のゴール(卒業条件) = 「上記の2教材を通して獲得し習熟した”解答用の型”と”チャンク英作文”を活用して、TOEFLの問題に対する解答を書いて、添削・修正を繰り返し、どんな問題でも自在に抵抗なくライティングができるようになること。」
教材を通して獲得する能力 = 「解答用の型と、チャンク英作文(英借文)の精度・スピードの向上。」
学習期間のおおよその目安 = 「毎日3時間学習の短期集中型であれば、最短1ヶ月。毎日30分学習の中長期継続型であれば、半年。」

発展ステップ(スラスラを目指して)
TOEFLの点数だけにフォーカスするのではなく「留学した後に現地で本当に使える英語」を志向する場合は、コチラ「学術論文」Writingセクションを参照して、以下の2冊も実践してみてください。※実際に、大学に提出するレポート作成や学術論文の作成を見据えて、さらなるレベルアップを目指して下さい!!
【おすすめの教材】

※1冊目は、「英語ならではの学術論文のフレームワーク(決まった書き方)」を網羅している良書です。
※2冊目は、科学技術分野に特化したライティング用チャンクが収録されたチャンク集です。このチャンク集のような、あなたの専門分野に特化したチャンク集を見つけて、”専門チャンク”を収集して下さい。
ガイドラインの作成方法How to create it
このページで提案されているガイドラインの作成方法は、バイキング方式(CLAメソッドのオーダーメード性の活用)です。
コチラ「オーダーメード性って何?」で説明されているように、CLAメソッドは、「全員この手順で必ず学習しなさい!」という決まった学習方法を提示していません。そうではなくて、学習者の目的/開始
時点での英語のレベル/好みに合わせて、学習者自身が、レストランのバイキング方式のように、CLAメソッドのガイドラインに沿って、学習方法を自由に選べるようになっています。
※あなたの目的、実力、好みに合わせて、CLAメソッドの4技能(聴く/話す/読む/書く)それぞれから、習得段階/学習手法/教材を抜き出して、学習戦略プランという1枚のお皿の上に並べていくという意味で、バイキング方式と称しています。
ただ、柔軟に選択できるだけに、CLAメソッド有料版を読んでない方にとっては、どれを選んでいいか迷ってしまいますよね。
※有料版を理解された方は、この活用例を参考にすることなく、CLAメソッドに基づいて、自分だけのオリジナルプランを自由にデザインしてください。
ですので、そんな方向けに、バイキング方式に対して、すでに1枚のお皿が完成している状態のいわば”パッケージ化した定食”(すでに筆者が選択し目的別に完成させたサンプル学習プラン)というイメージで、実際のCLAメソッドの活用例(選択例)を、「ガイドライン」として示してみました。ここでは、「TOEFL」という”定食”(サンプル学習プラン)を提案していますが、他に8つ、活用例としてサイドバーに掲載してありますので、あなたの目的に合ったパッケージを選んで参考にしてみてください。
※この活用例を軸にして、あなたなりにアレンジ(Ex.教材を自分好みの教材に替えるなど)を加えていけば、CLAメソッドにおける大切なポイントはおさえつつ、あなた好みの学習ガイドライン(学習戦略プラン)に仕立てることも可能です。もちろん、アレンジなしでそのまま活用されてもOKです!
以下で、さらに具体的なガイドラインの作成方法を説明します。
具体的な選定手順(ガイドラインの具体的な作成方法)
※具体的に1枚のお皿に(または、定食というパッケージとして)、何を選んで乗せるかを、どのような基準で判断しているのかを示します。1。まず、目的ごとに難易度レベルを、Road Mapページにある「TOEFLスコアによる英語5段階」を基準に特定します。

2。今回の「TOEFL」目的のケースでは、下図のように、Lv2〜5(緑色部分)に設定してあります。


3。その Lv2 と Lv3 と Lv4 と Lv5 のそれぞれのリンク先に、すでにCLAメソッドの「習得段階とその手法」の対応表があるので、それをそのまま抜き出し、4技能ごと、レベル(習得段階)順に手法を並べます。

4。さらに、その段階ごとの手法に対応した「ベースとなる教材」を、トップメニューバーの各4技能( 聴く / 話す / 読む / 書く )から、選び出して、手法に対応させながら並べます。

5。最後に、目的ごとに特化した教材を選定し、補完的に配置(もしくは、上記の「ベースとなる教材」と交換)すれば、今回の目的に合った学習ガイドライン(学習戦略プラン)の完成です。
※今回のケースでは、目的のLvと同期して、学習者のレベルは基礎が固まっているLv2を想定していますが、あなたの英語の実力に応じて、このガイドラインを軸に、段階/手法/教材を割愛したり、加えたりするなど、アレンジすることも可能です。また、同じような教材をすでに所有している場合や、別の好みの教材がある場合は、そちらを使ってもらっても全く問題ありません。ただし、「その教材を学習することで得られる効果は、選定(提案)されている教材で得られる効果と同じである」、という同一の目的意識のみは統一して持ちながら学習を進めて下さい。
TOEFLの学習を始める前に知っておいてほしい事Things you need to know about TOEFL
TOEFL-iBT では、スピーキングやライティングセクションに、リスニングとリーディングの要素が入りこみ、以前に比べ、より”生”の英語/現実的な英語の使用状況に近づいてきています。
アカデミックの領域に特化しているとはいえ、これら4技能を、「現実的な英語運用能力という立場」に基づいて、学習者(受験者)の英語能力を測定できているので、TOEICなどと比べ、より総合的な英語能力を示す指標としての信憑性が高いと言えます。
※それが、【英語5段階】ピラミッドの英語レベルの指標としてTOEFLを採用している主な理由でもあります。 特に、これから留学を考えている方にとっては、現地の大学の講義でそのまま使われるような英語を事
前に学べる機会としてTOEFLを活用できるので、TOEFLの学習自体が、そのまま現地での大学生活に役に立つと言えるでしょう。
また、「受験英語」の《受験における戦略プラン》でも言及しましたが、TOEFLの具体的な学習を始める前に、以下のような模擬試験に一度チャレンジし、
☆TOEFLとはどのようなものなのか ☆4技能(聴く/話す/読む/書く)のうち、自分はどの技能が得意/苦手なのか ☆自身のスコアを、《TOEFLスコアによる英語5段階》に照らし合わせると、現時点で、どのぐらいのレベルにいるのか ☆そして、次のレベル(段階)に行くには、何をどのように学習したらいいのか
を知り、このページで提案されたガイドラインを参考に、自分なりの学習方法とプランを作成し、自分のペースで学習を進めていってください。
最後に、以下の留学体験談とアドバイスも、留学前に、そしてTOEFLの学習プランを作成する前に、是非ご参照くださいm(_ _)m!!
1。留学体験記 / 2。留学のアドバイス / 3。筆者の留学体験談
※それが、【英語5段階】ピラミッドの英語レベルの指標としてTOEFLを採用している主な理由でもあります。 特に、これから留学を考えている方にとっては、現地の大学の講義でそのまま使われるような英語を事
前に学べる機会としてTOEFLを活用できるので、TOEFLの学習自体が、そのまま現地での大学生活に役に立つと言えるでしょう。
また、「受験英語」の《受験における戦略プラン》でも言及しましたが、TOEFLの具体的な学習を始める前に、以下のような模擬試験に一度チャレンジし、
☆TOEFLとはどのようなものなのか ☆4技能(聴く/話す/読む/書く)のうち、自分はどの技能が得意/苦手なのか ☆自身のスコアを、《TOEFLスコアによる英語5段階》に照らし合わせると、現時点で、どのぐらいのレベルにいるのか ☆そして、次のレベル(段階)に行くには、何をどのように学習したらいいのか
を知り、このページで提案されたガイドラインを参考に、自分なりの学習方法とプランを作成し、自分のペースで学習を進めていってください。
最後に、以下の留学体験談とアドバイスも、留学前に、そしてTOEFLの学習プランを作成する前に、是非ご参照くださいm(_ _)m!!
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